令和5年第3回定例会報告
第3回定例会が9月6日~29日に行われました。
今定例会では、令和4年度逗子市一般会計及び3特別会計歳入歳出決算の認定、下水道事業会計決算の認定の議案が上程され、可決されました。その他、令和5年度の一般会計補正予算を含む議案15件(すべて可決)、その他に決議案、意見書案、陳情が審議されました。今定例会では、14人の議員が一般質問を行いました。私は、カーボンニュートラル推進事業、空き家対策、公契約条例、学校給食の公会計、公立小中学校での防災教育、LGBT教育について、市長及び教育長に質問をしました。
健全な財政運営の原則である収支の均衡及び財政構造の弾力性についての比率の推移
財 務 比 率 の 推 移
実質収支比率 経常収支比率 公債費比率 財政力指数
令和4年度 15.3% 93.5% 8.6% 0.815
令和3年度 17.5% 85.6% 8.6% 0.837
令和2年度 13.1% 93.2% 8.6% 0.861
実質収支比率:標準財政規模に対する割合。一般的には3~5%が望ましいとされている。
経常収支比率:経常一般財源に対する経常的経費の割合。
一般的には70~80%が望ましいとされている。
公債費比率:経常一般財源に占める公債費の一般財源所要額の比率。
一般的には10%以内が望ましいとされている。
財政力指数:財政上の能力を示す指数。この指数が1を超えるほど財源に余裕がある。
令和4年度一般会計決算では、実質収支額の比率は、15.3%で前年度と比較して2.2ポイ
ント下回っている。経常収支比率は、93.5%と前年度と比較して7.9ポイント上回っている。
財政調整基金の4年度末現在高が、昨年度より増額の30億3千8百万円となりましたが、少子高齢化が進む中で市税は減少し、扶助費は今後も増加傾向で、さらに公共施設の老朽化対策や災害対策等もあることから、今後も健全な財政運営の維持が重要となります。